大源太農園のブログ

新潟の山村で山菜の栽培や木こりをしています。

山菜等栽培事例視察研修

昨日は、新潟県南魚沼地域振興局農林振興部さんが
主催する山菜等栽培事例視察研修に参加してきました。


関心のある農家等の方々、約30人の参加がありました。


最初の視察先は、群馬県沼田市の加藤さんのアスパラガスとコンニャクの取り組み事例です。


アスパラガスの株の養成圃場です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/daigentanoen/20190802/20190802135341.jpg

通常のアスパラガスの栽培と違って、沼田地域で開発された伏せ込み促成栽培という方式で
栽培しています。

春に種を播いて冬にビニールハウス内の温床に根株を伏せ込んで、アスパラガスがあんまり市場に
出てこない1月~3月に収穫して出荷するそうです。





群馬といえばコンニャク芋が有名です。

加藤さんも7haほどコンニャク芋の生産をされていました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/daigentanoen/20190802/20190802135347.jpg

何でも長年大量に栽培すると、病気が発生します。

植付前の土壌消毒、1週間から10日に置きの防除が必要とのことでした。

猿はいないようですが、病気との闘いがすさまじい感じがしました。




お昼は、道の駅「田園かわば」で温かい「おきりこみ」をいただきました。

とっても美味しかったです!!(写真無し)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/daigentanoen/20190802/20190802135352.jpg




「田園かわば」の直売所を散策してきました。

売っていました。乾燥リンゴ。

100g入りで500円でした。

娘たちに試食してもらったら、大好評でした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/daigentanoen/20190802/20190802135355.jpg




昼食が終わってから今度は長野県栄村の保坂さんの行者ニンニクの
栽培圃場に向かいました。

大源太農園の行者ニンニクもこちらの保坂さんから譲っていただいたものです。

標高も600mくらいなので大源太農園とほぼ同じ標高です。

保坂さんの1haの行者ニンニク畑です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/daigentanoen/20190802/20190802135400.jpg

残念ながら、行者ニンニクは枯れ上がってしまって、草刈りも終わっていましたので
行者ニンニクの姿は見えません。

春には、行者ニンニクが芽吹いてみごとな圃場になるそうです。

保坂さんは、80才なのに行者ニンニクを食べているので元気はつらつでした。
いろいろ栽培や販売のノウハウを教えていただきました。

もし、行者ニンニクの苗や種が欲しい方がいらっしゃいましたら大源太農園に
連絡ください。保坂さんにお繋ぎさせていただきます。保坂さんは格安で種や
成苗(芽)を譲ってくださいます。(今シーズンの種は終了です。)




最後の視察先は、津南町の㈲大地さんのコンニャク芋の圃場を視察させていただきました。

4年前から栽培を開始してコンニャクの製造業者への販売や自社で加工販売をしています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/daigentanoen/20190802/20190802135405.jpg

㈲大地さんが栽培を始めてからの4年間の貴重な栽培情報を教えていただきました。



今回の事例視察研修では、アスパラガスやコンニャク芋の栽培の先進技術をみさせて
いただきました。人と同じことをしていては生き残れない、農業も発想の転換が必要
だと実感させられました。

行者ニンニクも販売方法がキーポイントになりそうですが、前途明るいような気がしますというか
切り開いていきたいと思います。


最後に、毎年先進地視察に連れて行ってくださる新潟県南魚沼地域振興局農林振興部さんに
感謝です!!m(_ _)m